NPO法人日本氷彫刻会

氷彫刻の歴史

紀元前200年の秦の始皇帝の時代の中国では、巨大な氷室があったとわれています。
唐の時代に楊貴妃の従兄弟にあたる握国忠( ようこくちゅう) という皇族が宮殿で開いた宴席で、氷で彫った唐獅子、龍、鳳凰などを披露して力を誇ったと言われています。日本では、1910年( 明治43年) 西洋料理を普及した岩堀房吉氏が、ロシア大使付の料理長時代、氷細工を日本に持ち帰り伝えたのが最初だと言われています。氷彫刻は食文化との結びつきも強く、寒冷地以外でも、料理人の技能として普及するきっかけとなりました。